ドクターコラム

皮膚科にかかるとき

患部を必ず、診せて下さい。お体を拝見する場合は、個室を用意しておりますのでご安心下さい。
関係ないと思われるところを診せて頂くこともありますが、鑑別診断上、何もないことを確認することもあります(セクハラではありません 笑!)。顔の場合は お化粧をとって頂く場合もありますので、メーク道具を御持参ください。

皮膚科医にかかる時は、以下のような事を頭の中で、整理していただくと、医師はたいへん助かります。関係のないようなことを伺うかも知れませんが、よろしくお願いします。

  1. いつから (最近とか大分前というのではなく、具体的に)
  2. どんな発疹が (自分の思っている診断の症状ではなく)
  3. どんな具合か(どんどんひどくなってきたか。広がってきたか。)
  4. 家族に同じような皮膚病はないか
  5. 職業は具体的に…引っ越し、転職などを伺うこともあります。
  6. どんな治療をしていたか。(他医にかかっていたか、市販薬を塗っていたか)
    他医にかかっていた場合には、その外用薬や内服薬を持参し、見せていただくと助かります。
  7. 他に病気がないかどうか。
  8. 常用している薬(家庭薬、漢方薬、健康食品)があるかどうか。
  9. 女性の方へ、現在妊娠中かどうか、生理はどうなっているか。
  10. 薬のアレルギーがないかどうか。(注射や薬で発疹が出たことがないか、また注射や薬で気分が悪くなったことがないか)

以上のようなことを、ぜひ教えていただきたいと思います。

3分間診療ということが良く言われますが。混雑した日や初診の患者さんが多い日には、残念ながらゆっくり時間がとれないのが現実です。少ない時間をお互いに有効に使うために、上のような情報を整理して頂けると、非常に助かります。

美容的な治療をお望みの方は、どうしたいのかをご自身で整理しておいていただけると助かります。
あるしみを取りたいとして、どれくらい取りたいのか?ダウンタイムはある程度とれるのか?幾らくらいコストをかけていいと考えているのか?

しみやしわがあっても人間の値打を左右するわけでもありません。命にかかわることでもありませんので、治療を強要することはありません。治療するかどうかの決定はご自身でお願いします。
出来るだけ早く、楽に、安くと考えていますが…
お迷いの方は、まず資料を御覧下さい。FAXか電話で御請求くだされば送ります(無料)。

 

皮膚科にかかるとき~番外編

  • ご自分や、家族の方、お友達の診断をおっしゃる方が意外に多いですが、実際の症状と違うことが多いです。皮膚科医はまず、皮疹をみせて頂き、見ただけで、いくつかの病気に頭に描きます。
    その中から、診断を絞り込むために、いろいろな質問をします。検査もすることもあります。
    診断が付かない場合(当院では出来ないような検査が必要な場合も含めて)、治療が大きな病院でないと難しい場合には、大きな病院をご紹介することもあります。
  • 診断が付かないのは、もちろん、勉強不足もありますが、なまじ、いろいろな病気を知っていると、迷ってしまうこともあります。日々、医学は進歩しています。難しいですね。
    良い医者になるのも、良い医者にかかるのも…
  • 若いお嬢さんから、始めて、面と向かって「医者が…」と言われた時には、ギョッとしましたネ。今は慣れましたが… 年輩の方から、お医者様といわれるのも気恥ずかしいですが…
    医師が信用されていないんでしょうね。
    医師と患者さんの相性もあります。出来るだけ良い人間関係を基ずきたいですね。