皮膚科医は、見（診・視）ただけで解るんですかとよくいわれますが、見ただけでわかるようになりたいものだと、常々思っていますが、なかなか、精進が足りないようで、そうはいきません。ニ十年も皮膚科医をやっていても、みてもわからないことがあります。ましてや、診もしないで診断することは無理です。患者さんが御自分で診断した病名が必ずしもあたっているとは限りません。皮膚科専門医でこう診断されたけれどもっと詳しく知りたいという時に御覧ください。ここに載っている以外にもまだまだ病気はありますし、必ず、非典型例というのがあるので、いちから、診断しようとしても混乱するだけだと思います。どれを読んでも自分の症状のような気がしてしまうと思います。
偉そうなことを言って始めた皮膚病のページですが、無謀なことを始めたと、入り口で途方にくれています。ひとつは、患者さん（素人）分かりやすく、しかも医学的に間違いの無い内容にすること。 ひとつは皮膚科の病気、病名のあまりの多さです。
完成はいつになるかわかりませんが、一日一病。気長に頑張りたいと思います。
皮膚病の病名というのは、だいたい見た目から来たもののが多いのです。
それがだんだん整理されて、原因、病因からきた病名に統一されつつあります。同じ病気でも2つ病名があったりします。それにしても、多いです。皮膚科の病気って。
そして、辞書変換に入っていないような漢字の多いこと多いこと。このホームページでも本当は「ヤマイダレ」なのに、漢字がなくて代用しているのもあります。座瘡（ニキビ）の座なんかも本当はヤマイダレなんです。