ドクターコラム

コンセプト

日常の診療の中では、時間、手間、お金を含め、一連の治療で最終的に患者さんの負担が出来るだけ少なくてすむことを目標にしています。私自身または家族が皮膚病になった時と同じ医療をしているつもりです。また、理想ではありますが、以下のような医療を目指したいと思っています。

EBM=evidence-based medicine(根拠に基ずく医療)
臨床的な診断や治療は、医師個人の経験や慣習、権威者の意見に基ずくことが多いのですが、科学的根拠に基ずかない場合には患者さんの利益とならないことがあります

Science(臨床疫学的な研究成果を知り、批判的に検証、評価する)

Art(個々の医師の豊富な経験に基ずく、臨床的専門技量)の共存を目指す。

Narrative based medicine 対話を重ねることにより信頼関係を築く。
このホームページを御覧になって来院される患者さんがあれば、ある程度の私(医師)に対する基礎知識を持って頂くことによって、私の話を誤解を少なく理解して頂く。

QOL
いまや、私達の価値観は多岐にわたり、それぞれの目指すものはただ単に病気を治すだけでなくなってきました。治療期間中も、ひとりひとりの生活レベルをできるだけ落とすことなく、治療終了後はQOLの向上を目指します。また、病気自体をよく理解し、時には戦うのではなく、病気と共存するという選択をすることによりをQOLを高める。