皮膚科全般

自称アトピー

全く他の病気

慢性の皮膚病=アトピー性皮膚炎だと思い込んでいる方があります。
アトピーでは無いというと良かったとほっとされますが、アトピーよりも難治だったり、命に拘ったりする疾患もたくさんあります。
たとえば、比較的、多いものでは尋常性乾癬。膠原病(SLEなど)、薬疹、成人T細胞白血病などの、皮膚白血病。

そして、意外に多いものに股部白癬や体部白癬があります。「私アトピーがひどいんです」という患者さんでアトピーの顔をしていなければ、確立は高いです(笑) 

アトピー近縁疾患

もともと、バリア機能が低い、アトピー体質の人は、化粧品や洗剤に 弱く、かぶれやすいという体質があります。
いわゆる敏感肌の人ほど、スキンケアが大切です。スキンケアとは汚れはきれいにして、皮脂は適当に残すということです。自分の皮脂程良いクリームはありません。どんなものでも(自然ものもでも、無添加でも)異物ですから、かぶれる危険性はあります。

そして、かぶれたときには、一旦、化粧を休んでみてください。かぶれは、原因を取り除くことが一番大切です。化粧品では治りません。

心身症

アトピーは心身症だという精神科の医師がいますが、心身症、及び、他の精神疾患で自分がアトピーだと思い込んでいる人をみることが時々あります。

常に顔を叩いているため、顔が真っ赤になっている人をみたこともありますが、このような方はアトピーだと診断してくれる医者がみつかるまで医者を探しまわる傾向があります。アトピーだと認めてやることで居場所をみつけて楽になるなら、それも心身症のひとつの治療法かも知れませんが、アトピー性皮膚炎すべてが心身症というわけではありません。