皮膚科全般

しらみ

頭じらみ

頭髪に寄生する頭じらみと、ふけと区別がつきにくいですが、手や櫛ですいても簡単に取れなければシラミの卵と考えられます。よく探せば体長2〜4mmの虫が見つかります。まれに、大人にも移ります。

お子さんがしらみにかかったら、お母さんも一緒に診てもらいましょう。園児にしらみがいたら、保母さんも気をつけて下さい。また、まつげに寄生することもあります。

鑑別すべきものとして、ヘアーキャストという皮膚のフケがちょうど刀のさやのように髪の毛に円筒状に絡み付きシラミの卵に見える場合があります。皮膚科では卵を毛(1本)と一緒にとって、顕微鏡で見て確実に区別しています。

 

毛じらみ

陰毛や体毛につくしらみです。STD(性感染症)ですが、まれに、こどもにも移ります。
まつげやすねげに付くこともあります。最近増加の傾向があります。 

 

治療

冶療は成虫や幼虫を専用の薬で殺しますが、卵は死にません。髪に付いている卵を取るしかありません。ペット用のすき櫛が使いやすいと思いますが、卵をとってしまうのはたいへんです。

孵化(ふか)した幼虫を卵を産む前、薬で殺していくのが確実です。幼虫を放置しておくとまた1週間位で成虫となり新たに卵を生み付けるので、何回か繰り返し、殺虫しなければ良くなりません。

また、一度治っても何度でも感染をくり返し安心できません。
感染している子がみつかったら、まわりの人は早めに診察と治療を受けることが大事ですが、予防としては感染している子供がほかの子供と頭をつけて遊ばないようにしたり、園児や兄弟がまくらを一緒にしないことですが、いじめにつながったりするので、配慮が必要です。

体毛は剃ってしまうのも有効です。
他の感染症同様、昨日の被害者は今日の加害者。人からうつされたものは人にうつすことを忘れないようにして下さい。